冠婚葬祭

誕生から長寿、新築、開業、栄転、昇進
●誕生
出産を知らせるのは身内にとどめておく。親戚や親しい友人には退院して少し落ち着いてから。それ以外の友人知人に知らせる場合は、お祝いの催促にならないよう注意。
《喜ばれるお祝いの品》
兄弟がいる場合には上の子にもお兄さんお姉さんになったお祝いを。
お母さんへのプレゼント(本人の希望を聞いて)も喜ばれます。
《ちょっと困った!趣味違い》
ベビー服にも好みがあるので要注意!女の子だからといってフリルたっぷりがよいとは限りません。オーガニックコットンの肌にやさしい下着やバスタオルは安全で実用的。お母さんの好みを聞いてみてはいかが。
《傷つける言葉》
「男のお子さん?お手柄ですね」
「初めてのお子さんは女の子がラクですよ」
男だから、女だから・・・こんな常套句はやめにしましょう。
《おすすめ育児書》
・『育児百科』            松田道雄著(岩波書店)
・『おしゃれ子育て』        毛利子来著(筑魔書房)
●入園・入学
今までとはちょっと違う大人っぽい贈り物で自覚を促す。
※入学・卒業・就職祝いの返礼は必ず本人にさせます。手紙が書ける年齢ならなるべく手紙に。電話でもかまわない。
●新築・開店祝い
希望の品をたずねるのが賢明。せっかくの贈り物がしまわれたままということがあるので趣味的なものは特に要注意!時計や灰皿等も好みがあるので具体的な形など確認した方がよい。
《こんな記念品もらっても困ります》
創立○周年○×会社、素敵なクリスタルの灰皿に大きな名入り。どこに置けばよいのかロココ調ブロンズ製彫刻付置時計。趣味の違いだけなのに悪趣味な会社と印象付けてしまいます。
基本的に名入りは逆効果。名入れをしたければ、のし紙だけにした方が好感がもたれます。その分品質を良く。
●病気見舞い
お見舞いの時期は慎重に。いつ頃行けばよいのか前もって家族の方に確かめます。面会時間や病院内のマナーを守ります。病人が喜んでくれて、元気な気分になってもらうのがまず第一。お見舞いよりも手紙やカードが嬉しい場合もあります。
●贈り物を喜んでもらうために
プレゼントしたい相手の記念日や好みを忘れないよう手帳にメモを。特別好きな花、色、作家、音楽など。
★どうでも良い記念品は絶対に困ります!
名入れのボールペンや100円ライター、もらわぬようにしていてもいつのまにか溜まります。プラスチックの団扇や帽子、企画される時には廃棄することを考えてプランを立てて下さい。
★毎年楽しみなメッセージ付き
お中元にビール券を配る会社があります。毎年、毎年、同じなのですが、楽しいユニークな手紙が付いて来ます。例年、同じ贈り物でも添える手紙一つで際立つプレゼントの一例です。
★つまらないものですが・・・
贈り物を出すときの常套句ですが、『気に入っていただけたら嬉しいのですが』とか『とってもおいしかったので』のことばの方がもらう方も気持ちが良いのでは?『粗品』も謙遜の言葉ですが、何か別の言い方を工夫してみたいものです。例えば『心祝い』などという言葉もあります。気持ちばかりの祝いという意味です。
●「還暦」は新たなスタートをきるチャンス
最初の賀寿のお祝いが61歳の「還暦」。干支が生まれた年の干支に戻ることから、赤ちゃんに還るとされ、赤いチャンチャンコを贈ってお祝いした。しかしこれも、人生50年といわれた時代のしきたり。平均寿命が30年も延びた現代。60歳はまだまだ働き盛り。生まれた年の干支に戻る。すなわち心機一転、新たなスタートをきる絶好の機会。
●お祝いに、祝い色の品を贈っても
※長寿祝いの数え方と意味
・還暦(61歳)・・干支が一巡りして生まれた干支に還ることから。祝い色は
・古希(70歳)・・唐の詩人杜甫の「人生七十古来稀なり」より。70代の祝い色は
・喜寿(77歳)・・喜の草書体が七十七と読める
・傘寿(80歳)・・傘の略字が八十と読める。80代の祝い色は金茶
・米寿(88歳)・・米の字を分解すると「八十八」。末広がりの八が重なりめでたい
・卒寿(90歳)・・卒の略字「卆」が九十と読める
・白寿(99歳)・・百の字から一をとると「白」百ひく一は九十九。祝い色は
・百賀(100歳)・一世紀にわたるため「紀寿」とも
■「老い」との向き合い方
体力や記憶力に比べ知力や情力の衰えは少ないもの。看護や介護の場で不愉快な言葉は、気をつけたい物です。
耳が遠い人にはゆっくり話しましょう。キンキンガンガン大声は聞き取れません。時にはジェスチャーを交えたり手を取ったりして心の通う工夫をしましょう。
オシャレを積極的に。身奇麗にしていると自分もハリがでます。明るい色を身につけるだけでも気持ちが晴れやかになります。
物忘れのひどい場合にはうつ病や老人性痴呆を扱っている精神科へ行ってみましょう。初期のものはかなり改善できるようなのでためらわずに。
《ガンバッテ》が傷つける
相手を励まそうと思わず《ガンバッテ》ということばが出るのですが、こちらの思いとは逆に、言われた本人にとっては聞きたくない言葉だとそっぽを向かれることがあります。体力も気力も限り尽くしている人に向かって《ガンバッテ》は酷な言葉です。じっと目を見てうなづくだけでも思いは伝わります。肩に置いた手の暖かさが、何よりも雄弁なときもあるのです。


式場主導の派手な演出の結婚式よりも心のこもったシンプルさが人気
●式も披露宴も、簡素なかたちを好む人が増えている
式をせず披露宴のみ、式も披露宴もせず貸衣装で婚礼写真を撮って記念とした、儀式的なことは一切せず婚姻届を出しただけなど、簡素な形を好む人が増えています。披露宴も、金屏風の前に新郎新婦が鎮座する従来型より、レストランでビュッフェ形式のお披露目パーティーといったカジュアルなスタイルを好む傾向が。式や披露宴をどうするか、最終的には本人同士が決めること。ただし参列者のことも十分考えてあまり奇をてらった演出は控えたほうが無難。
●招待状は簡潔かつ明快に
★招待状に書くべきこと
・日時(曜日)
・会場名、住所、電話番号
・会場案内図(○○駅から徒歩○分、タクシーで○分などアクセス方法も明記)
・出欠の返事の期限
・必要事項を印刷した返信用ハガキ、新郎宛、新婦宛の両方を用意
・親の名前で出すのではなく、二人の名前で出した方が好感がもたれるのではないでしょうか。
●結婚祝
何が欲しいのか、当人に聞くのが一番。本人の趣味に合って役立つ物が喜ばれます。贈る側の趣味は押し付けない。タブーとされる物が望みならユーモアあふれるメッセージと共に。
●引出物
大きな引出物が喜ばれるとは限らない。式後の帰路を考えて!
●祝電
心のこもったメッセージを!プライベートな裏話は聞く人を不快にすることがあるので要注意。豪華な高い電報台紙よりもお祝いの気持ちを自分らしい言葉で表現しましょう。
●スピーチ
スピーチ集を丸暗記したようなもの、スラスラ美辞麗句を並べたてられるのも心の中に入ってきません。司会者や進行を努める人の「若輩者でお聞き苦しい点も多々あるかと存じますが」より「慣れていませんので、失敗があるかもしれませんがよろしくお願いします」の方が好感持てます。方言も遠慮せず使われた方がよいのでは。自己満足だけの長いスピーチは嫌われます。内輪話や暴露話、下品な話はタブー。友人としてスピーチを頼まれたら2・3分でまとめるように。
●良妻賢母を押し付けない
新婦に「内助の功を発揮して」「家庭を守るよき妻で」「早く2世を」などというのは控える。これはあくまで夫婦間の問題。余計なお世話。
●遅刻して勝手に会場に入る
交通事情などで遅刻をしてしまったら、会場の係の人に声を掛け、頃合を見計らって自分の席まで案内してもらいます。花嫁入場とかち合ってライトを浴びる・・・などということがないように。周囲の人に黙礼しつつ、静かに着席します。
●午前中に光るドレスは・・・?
午前中に始まる披露宴には光る布や飾りのあるドレスは避ける方が賢明です。男性の礼服モーニングには、タキシードのようにサテン布が使われていないのはそれが礼装のルールだからです。
●やむなく退席するとき
目立たぬようにするのは当然ですが、新郎新婦に理由とお詫びの言葉は伝えたい。メモ用紙(手持ちがなければ係の人に借りる)に要件を簡潔にまとめ、係の人から新郎もしくは新婦に渡してもらいましょう。相手がメモを読んでこちらを見たら黙礼して席を立ち、静かに退席。ナプキンはテーブルの上へ(退席のサイン)。化粧室などに立つときはナプキンを座席においた上、スピーチを依頼されているなら係の人にすぐ戻る旨伝えておきます。

 テーブルマナーの基本中の基本
乾杯・・・グラスを目の高さにあげ、「乾杯」。グラスは合わせない。
ナプキン・・・広げるのは乾杯の後。半分又は三角に折り、折り山を手前にして膝に置く。
ナイフ&フォーク・・・外側から使う。デザートは内側から。食事の途中は「ハ」の字に(ナイフの刃は内側に向ける)終わったら揃えて斜めに置く(ナイフを外側に。フォークは表向き)。スープのスプーンはスープ皿の向こう側の受け皿の上。
立食パーティのときの注意点・・・マナー違反
・料理テーブルの前で食べないように
・料理を取り過ぎない。取ったものを食べ残すことのないように。
和食の時の箸違いのタブー・・・マナー違反
・箸先をなめる
・料理を箸で突き刺す
・どれを取ろうかと箸先を迷わせる
・茶碗や皿に箸を渡して置く
☆コーヒータイムでもタバコは控えめに
食事中はもちろん禁煙。周囲の人、特にタバコを吸わない人は、煙や匂いが気になって食事どころではなくなる。
コーヒータイムになればとりあえずは解禁だが、タバコに火をつけるのは、同席の人たちに許しを得てから。但し、「どうぞ」と言われたからといって傍若無人に煙を吐き出すのは考えもの。煙は下に吐き出すよう工夫して、なるべく控えめに。
タバコを吸って欲しくないと思えば、断っても良い。「申し訳ありません。ちょっとアレルギーなので」などとやんわり。


遺族へ寄り添う心が遺族をささえる
身内やごく親しい間柄の危篤を知らされたら
何はさておき駆けつけます。たとえ悲観的な状態であっても快方を願い、最後まで手を尽くします。
●死亡の知らせを受けたら、まず手分けして故人の友人、知人へ電話連絡を
親しくしている人ならばすぐ弔問し、お悔やみを述べると共に手伝いを申し出るようにします。
◎遠く離れていてすぐに駆けつけられない場合、できるだけ早く弔電を打つ。遺族とも親しくしていた間柄なら電話でも。
◎遺族が弔問客の応対に努められるよう台所係、通夜の席の接待、子どもの世話など世話人や遺族に申し出て指示を仰ぐ。手が足りている様子なら「いずれもお通夜に伺います」と挨拶して辞去します。
◎故人の遺志や家族の意向、最近の住宅事情も重なって「供花、供物ご辞退」「ご厚志辞退」などと葬儀通知に明記されることも珍しくない。供花・供物は必ず先方に確認してから贈るように。
◎故人が好んだ花ならば白菊でなくても遺族の慰めになります。「故人がお好きだとおっしゃっていらしたので」と一言添えることを忘れずに。
●香典の額は自分の年齢や立場、付き合いの程度などによる
香典に包む額は、自分の年齢や立場、故人や遺族との付き合いの程度、地域差や貨幣価値の変動によっても異なる。
たとえば、両親10万、兄弟3〜5万、祖父母2万、親戚1〜2万、友人5千〜1万あたりを1つの目安とし、あとはそれぞれの事情に応じて判断を。なお、香典は非課税。
●新札は折り目をつけてから使う
新札は、用意しておいたとの印象を与えるので避けるとされるが、だからといって使い古しの汚れたお札を入れるのも考えもの。なるべくきれいなお札を選びたい。もし新札なら1本折り目をつけてから入れる。
金額は、2(2度ある)、4(死)、9(苦)は避ける。
●表書きが「御霊前」なら宗教共通
仏式、神式、キリスト教式それぞれの不祝儀袋が市販されているが、「御霊前」で無地のものならどの宗派でも使える(蓮の花の柄が入ったものは仏式専用)。
特に仏式では四十九日を過ぎると霊が仏になると考えられているため、これ以降の法要では「御仏前」を使用のこと。
中袋に名前と金額を書き忘れ、中袋ごとお金の入れ忘れも少なくない。要注意。
不祝儀袋は駅の売店でも買える。
●不祝儀袋の水引は、黒と白または銀一色の「結び切り」
・中袋に金額、名前と住所を明記
・中袋を上包みの中央におき「右、左、下、上」の順にたたむ
(最初にたたんであった順に沿って、慶事の場合は逆)
・裏の重なりは、上の折り返しが下向き
・表書きにはフルネームを記入
●まずは受付をすませる
受付ではお悔やみを述べてから会葬者名簿に住所、氏名を記入する。名刺を出した方がよい場合は名刺の右肩に「弔」と黒く書くか、左下を内側に折り曲げる。
会社の上司の代理として出席する場合は、上司の名刺の右肩に「弔」と書き、自分の名刺の右肩には「代」と書いて一緒に出す。
名刺を出した場合も、必ず記帳はすること。本人(例えば上司)の名と、代理○○○と自分の名を記す。香典を渡す場合は受付で。
●記帳は必ず
会葬者名簿は喪主にとっては大切なもの。故人と顔見知り程度であっても必ず住所、氏名ははっきりと記帳すること。また、親戚や縁者であっても記帳は必ず。
●数珠は常に左手、合掌のときは親指で軽くはさみ、両手にかける
数珠も宗教によって違うが珠の数は煩悩を除く意で108個が一般的。市販の数珠の少ない略式のものは宗派共通。常に左手に持ち、床や畳には置かないこと。神式、キリスト教式では使わない。仏式の葬儀のみ。
◆受付の責任◆ ◆意外に多い香典泥棒◆
喪主から受付を頼まれた人は、受付が喪主の代理であることを認識した上で、受付に立つこと。会葬者のお悔やみにもきちんと返礼し、必ず氏名、住所を記帳してもらう。名刺を出された方にも忘れずに。預かった香典は、責任を持って管理する。会計係、喪主に手渡すまでは受付の責任、受付係以外の人に席を任すのは避けたほうがよい。
自宅での通やの場合
香典は遺体の前に設置した焼香台の上に置くことが多い。遺体の側に必ず誰かがいるようにする。通夜の分はその日のうちに中を確認して台帳に記入し、金庫などに保管する。通帳や印鑑も注意。
葬儀場の場合
受付の香典責任者を決め、持ち場を離れない。できれば複数にして席を離れるときは申し渡しをする。親戚や知人を装うことが多いので要注意。
●お悔やみ言葉
「このたびは誠にご愁傷さまでございます」は一般的によく使われますが、遺族には空々しく聞こえる時があります。どう声を掛けてよいか分からない時には、思いを込めた黙礼やまなざしが遺族の方々に何よりの慰めになります。
●後日の弔問
通夜にも葬式にも出席できなかった場合、初七日が過ぎて少し落ち着いた頃を目安に、先方の都合を確認してから訪問。弔問のかわりに花をそっと送るのも遺族への思いやり。お香典を手渡しできないときには現金書留で郵送してもよい。持参するときと同様、表書き・住所・氏名などもれなく書き込んだ不祝儀袋に入れてから現金封筒に。式に参列できなかったお詫びとお悔やみの言葉を添えます。
●清めの塩は死者に失礼
「清めの塩」を廃止する動きが、浄土真宗を中心とした仏教寺院や葬儀社の間で広まっています。仏教には清めの思想も塩を使う儀式もなく、そもそも死をけがれとするのは誤っているいうのが趣旨。会葬者に説明し、必要な人には用意する態勢で理解を得ているという。
●従来の形式にとらわれない葬送のかたち
音楽と共に進行する「音楽葬」、遺灰を海や山にまく「散骨」、死亡通知の挨拶状のみの「無葬儀」、友人らが主催する「お別れの会」「偲ぶ会」など趣向はさまざま。
「葬式無用、弔問供物固辞する事。生者は死者のために煩わされるべからず」これは画家・故梅原龍三郎氏が残された言葉。最近では著名人の方々に密葬される方が増えています。
●お墓どうしましょう?
お墓といえば「先祖代々の墓」がこれまで一般的とされてますが、日本では中世まではそのまま山に置いたり、海に流す自然葬。江戸時代に檀家制度が成立して、集落ごとの墓地が作られるようになりました。一般家庭の墓石に「先祖代々の墓」「○○家」と刻まれるようになったのは、家と国家が結び付けられた明治以降のことです。葬儀がビジネスとして成り立つようになったのは実質的には戦後、しかも高度成長期以降と業界関係者はいいます。ここ130年程のことなのです。
97年の夏に東京都大田区の冠婚葬祭互助会が行なった意識調査で死後は「婚家の墓に」という女性は三割に満たなかったそうです。将来入る墓としては「自分たちで買った墓」を希望する人は全体で39.2%、散骨を望む人は22.1%。両方とも95年の調査に比べ6.3ポイント、4ポイント増えているとか。
全体に中で「必ず墓地に埋葬してほしい」と答えた人は男女ともに7割前後。そのうち4割弱の人々が新しい墓を希望しているのです。
●お墓の多様化と無縁墓
故人の趣味や愛好物をかたどった特徴のある墓石を求める人が増えているそうです。墓への意識が、家から個人へと変化しているということの表れでしょうか。一方、墓の承継者のない人のために寺や霊園も造営されています。ロッカー式の納骨堂で骨壷を納める檀の価値が1区画あたり50万〜150万円。年間管理料が数千円で30年から50年契約。むろん期間延長もお金を払えば可能。
不況の長期化で小型化も進んでいます。東京の都営霊園では、91年12月から、背の低い一枚の石坂を区分けした「壁墓地」の造成が行なわれています。使用料は65万2千円、年間管理料は1,170円だそうです。
それにしても高い金額です。首都圏で墓石を求める場合の予算は、平均でなんと194万円だそうです。


地域の歴史を学び、暮らしの中に生かす行事
●地域の中で眠ってしまった祭りを再興しながら町づくり
活き活きとした地域は住民上げてのお祭り好きが多いようです。祭りを成功させるには老若男女が一体とならなくてはなりません。技術や知恵の伝播がその中で行われ、地元への愛着や絆が深まります。
●燃やしてもダイオキシンの心配のない自然素材への見直し
地域の祭りに面倒ががないからとプラスチック容器やトレーが使われますが、祭りの後はゴミの山です。参加者が箸持参、器持参であればゴミは最小限にとどめられます。
竹林があれば竹コップ作りを子ども達に手伝ってもらうのも一案です。
●伝統食を大いに見直すチャンス
地域で長い時間をかけて育まれてきた伝統食を祭りに生かしましょう。地域独自の味を伝える場に。例えば柿の葉や朴の葉、笹巻きの寿司で先人の知恵と美意識を次世代に繁ぎたいものです。
●商店のディスプレイに季節の行事を
ひな祭りや端午の節句、蔵にしまわれている代々の人形があれば是非ウインドウディスプレイに登場させてください。個人の家で簡素化されたものも商店のディスプレイでよみがえらせましょう。お月見の頃、店頭にススキがいけてあるのも素敵です。ご自身が楽しみながらお客様のサービスにもなっている。商店街がぎゃらりーのように刺激的な空間にかわります。
●クリスマスの翌日はボクシング・デー
日本でも海外から働きに来ている人々が年々増えています。ボクシング・デーとは恵まれない人々に贈り物をする日のことで、贈り物を箱(BOX)に入れたことから名づけられました。地域で工夫をこらしたボクシング・デーが出来たらいいですね。自分の幸福に感謝して、困っている方々に役立てられることを見つけたいものです。
●行事には着物でオシャレを
たんすの中に眠っている着物に風邪を通して、久しぶりに着物のオシャレを。袖を通しただけで気持ちがふんわり柔らかくなります。いつもの2倍も3倍も美人になれます。
心のこもった冠婚葬祭は、やわらかな、思いやりにあふれた、地域社会をつくります。
誰にでもおとづれる冠婚葬祭、自分の身に振りかかって初めてとりまく人々のやさしさや、心ない言葉の冷たさがわかります。どんな時にも忘れてならないことは相手を思い遣る心の深さではないでしょうか。慶びの日には共にその幸せをかみしめ、哀しみの時にはそっと寄り添う。頼りにしていた人が意外に冷たく、思いがけない方の暖かさに接することがあります。
どこまで思い遣ることができるのか、相手の方とのこれまでの関係も影響するでしょうが、冠婚葬祭を機にやわらかな関係が生まれるようにしたいものです。
【出典:自分らしさで冠婚葬祭―著者・・・林佳恵(はやしよしえ)―】
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