知ろう!防ごう!支え合おう!痴呆対策
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 痴呆とは…脳の働きの障害により、記憶が抜け落ちたり、判断力が低下したり、徘徊、幻覚などの症状が出て、自分の周りの状況に適切な対応が
        とれなくなり、自立した生活がおくれなくなってしまうこと

 ●どんな症状が出るの?
@もの忘れ(記憶障害) F興奮・怒りやすい
A時間・場所がわかりにくくなる(見当識障害) G風呂に入らない・便いじり・オムツはずし(不潔行為)
B昼夜の区別がつかない(夜間せん妄) H危険なことがわからない(危険行為)
Cおもらし(失禁) I夜眠れない(不眠)
D外をうろうろ出歩く(徘徊) J食べない・食べ過ぎ・食べ物以外の物を食べる(摂食障害)
Eないものを見聞きしたと思い込む(幻覚・妄想) など

 ●痴呆の各レベルの状態
 ◇軽度痴呆(小ボケ)
   (下記のうち4項目以上に○がつく場合は軽度痴呆の可能性があります)
 @1日や1週間の計画が自発的に立てられない(指示待ち人になる)
 A反応が遅く動作がモタモタしている(歩行も手の動きも)
 B同じことを繰り返し話したり、尋ねたりする(買物も同じ物を買ってくる)
 C無表情、無感動の傾向になる
 Dぼんやりしていることが多い
 E生きがいを感じない
 F根気がない(何でも面倒くさがる)
 G発想が乏しくなる
 H仕事をテキパキと片付けられない
 I相手の意見を聞こうとしない
 ◇中度痴呆(中ボケ)
   (下記のうち4項目以上に○がつく場合は中度痴呆の可能性があります)
 @月日があやふやになる(おおよそ何月かはわかっている)
 A料理がうまくできず、味付けがおかしくなる(おかずの種類が減る)
 B今までできていた仕事(洗濯物の整理、皿の片付け等)ができなくなる
 Cガス・風呂の火・電気の消し忘れ・水道の止め忘れが目立つ
 D身だしなみに無頓着になる
 E季節や目的に合った衣類を選べない
 F薬を自分できちんと飲めない
 G昨日のことをすっかり忘れてしまう
 Hお金や持ち物のしまい場所を忘れて、「盗まれた」などと騒ぐことがある
 I簡単な計算ができない
 ◇重度痴呆(大ボケ)
   (下記のうち3項目以上に○がつく場合は重度痴呆の可能性があります)
 @家族の名前、人数や続柄が分からない
 A服の着方がいい加減になる(一人で服が着られない)
 B汚れた下着を平気で着けている
 C入浴を嫌がる
 D食事を済ませたことを忘れて、また食べると言う
 E自宅の方向が分からなくなる(徘徊・迷子)
 F家庭生活全般(入浴・食事・トイレなど)に介助が必要になる
 G独り言や同じ言葉の繰り返しが多くなる
 H誰もいないのに「誰かがいる」などと言う(幻覚・妄想)
 I大小便の失禁やトイレを汚すようになる
※これらのレベルの状態は、ある専門医療機関の分析結果に基づくものです
※人によって出る症状は様々です。体の具合によってもでる症状に波があります
 ●単なる「物忘れ」と痴呆の「物忘れ」の違い
単なる物忘れ 痴呆の物忘れ
体験の一部を忘れる 体験の全体を忘れる
進行しない 進行する
場所や人はわかる 場所や人がわからない
自覚している 自覚していない
生活に支障はない 幻覚、妄想、徘徊があり、生活に支障をきたす

 ●年をとったらみんな痴呆になるの?
 「年をとってもボケたくない」という思いは誰にもあると思いますが
 65歳以上の約5%に痴呆がみられ、年齢とともに増加し、85歳
 以上で約20%になると言われています。

 ●どうして痴呆になるの?
 特に、仕事や家庭一筋で頑張ってきた人は高齢となり、“会社は
 定年になった”“配偶者が死亡した”“子どもが手から離れた”な
 どで「これからの人生どうなるんだろう?」と寂しさが押し寄せてき
 ます。寂しさや嫌なこと、考えたくないことがあると考える事をや
 めたために脳の働きが低下し、痴呆になるとも言われています。

 ●あきらめてしまわずに治療をしましょう
 いろいろな病気がもとでおきる痴呆は、もとになる病気を治療す
 れば治る場合もあります。
 まずはかかりつけの医師に相談しましょう。
 デイケア・デイサービスなどを利用して残っている身体的・精神
 的な機能をなるべく長く維持することも大切です。
@ 心臓病・肺の病気・糖尿病などの病気のほかに、重度の貧血・栄養障害・薬の副作用などによっても痴呆になる場合があります。→内科受診
A 脳腫瘍・慢性硬膜下血腫(頭をぶつけた後、じわじわと頭の中に血液がたまること)・脳炎など、直接脳に障害がおきて、痴呆になる場合があります。
→脳神経外科・神経内科受診
B 幻覚(実際にないものが見える)、妄想(お金を取られたなど)、興奮状態(大声を出すなど)、不眠などの精神症状が目立つ場合。→精神科受診

 ●痴呆を悪化させる要因
@ 寝たきり A 食事のバランス
B ストレス C 孤独感
D 退職 E 引越し
F 家族や友人との死別
これらの要因を取り除くことで症状が緩和される場合があります

 ●脳血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆の特徴
@ 脳血管性痴呆
脳の血管がつまったり、破れたりすると、脳細胞に酸素や栄養が届かなくなります。そのため障害を受けた部分の脳の機能が低下して起きるもので、年をとってから発病します。高血圧・高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病をあわせもつ人が多いと言われています。
A
アルツハイマー型痴呆
脳の萎縮によって脳全体の機能が低下してしまいます。原因は不明で、比較的若い年代で発病します。徐々に進行していきます。

 ●生活の中で痴呆を予防しましょう!
 年をとると、頭も体も若い頃と同じというわけにはいきません。しかし、老化のスピードは人それぞれです。周りを見てみましょう。体をよく動かす人ほ
 ど健康的で足腰も丈夫ではありませんか?
 脳の老化も同じことです。日頃からよく頭を使い、おしゃべりをしてよく笑う、気持ちが若々しい人ほど、脳の神経細胞の老化を遅くすることができるの
 です。今からでも遅くありません。予防のためのヒントをあなたの生活の中で、ぜひ生かしてください。
 また、幼少期からの生活環境も影響されるといわれています。いろいろなものに興味を持ったり草花を見て、音楽を聴いて、綺麗だな、楽しいねと思
 えるような感性教育も大切です。
1)生活習慣病を予防しましょう
脳卒中(脳梗塞、脳出血など)を予防するために、定期的に健康診査を受け、健康管理に努めましょう。早めに高血圧・高脂血症・動脈硬化症・糖尿病などを改善していきましょう。
2)バランスよく食べましょう
脳の栄養源となる糖質を始め、血管を強くするたんぱく質やビタミン、ミネラルや骨を丈夫にするカルシウムなどさまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
3)体を動かしましょう
体を動かすことには、筋肉や骨を丈夫にするだけでなく、血流をよくして脳の働きを活発にする、動脈硬化や肥満を防ぐといった効果があります。軽い体操や散歩(1日5000歩以上)を心がけましょう。
4)頭を動かし、手を使いましょう
日記や手紙、漫俳や将棋などは頭を使います。使えば使うほど脳を刺激して脳が活性化します。受けた刺激をひきだしたり、表現することが大切です。
5)転倒に気をつけましょう
視力の低下や足腰が弱くなり、階段や段差で転びやすくなります。骨折、ケガなどで、寝たきりになると、心身の機能が衰え、痴呆の原因にもつながります。つまづきや転倒予防のために室内環境を整え履物にも気をつけましょう。
6)心を元気に保ちましょう
「できない」「どうせだめ」というマイナスの気持ちは脳の動きを低下させます。
『笑う門には福来る』とあるように、笑うと気分が明るくだけでなく、血液の流れがよくなり、脳が活性化し、体の免疫力も向上します。
7)生きがい、趣味を持ちましょう
いろいろなことに興味を持ち、自分のやりたい事を積極的に実行して行きましょう。人とのふれあいも大切です。家族でゲームを楽しむことも良いでしょう。
8)よく噛みましょう
血液の流れもよくなり、十分な酸素と栄養が運ばれるので、脳細胞も元気に働きます。よく噛むためには、残っている歯、入れ歯を大切にし、お口を健康な状態で維持することが大切です。
定期健診を受けると良いでしょう。

 ●痴呆になりやすい人・なりにくい人
痴呆になりやすいタイプ 痴呆になりにくいタイプ
性格  頑固で自己中心的   明るく柔軟、前向き
人間関係  非社交的で家に閉じこもりがち   社交的で外出好き
情報  新聞や本はほとんど読まない   ニュースや新しい情報に敏感
趣味・娯楽  熱中できるものがない   趣味や生きがいがある
酒・タバコ  喫煙者、酒量が多い   タバコは吸わない、酒は適量
※酒の適量の目安(1日の量)
 ・ビール…大瓶1本
 ・日本酒…1合
 ・ウイスキー…ダブル1杯
 ・ワイン…グラス2杯

 ●痴呆の初期症状をチェック
痴呆の初期症状をチェックしてみましょう! ほとんどない
0点
ときどきある
1点
頻繁にある
2点
 1)同じ話を無意識にくり返す
 2)知っている人の名前を思い出せない
 3)物のしまい場所を忘れる
 4)漢字を忘れる
 5)今しようとしていることを忘れる
 6)器具の説明書を読むのを面倒がる
 7)理由もないのに気持ちがふさぐ
 8)身だしなみに無関心である
 9)外出をおっくうがる
 10)物が見当たらないことを他人のせいにする(財布など)
小  計
合  計
評価:0〜8点…正常    9〜13点…要注意    14〜20点…痴呆の始まり?

 ●相談窓口
  ・民生委員(26人)…地区担当の民生委員に相談しましょう
  ・かかりつけ医…何でも相談できるかかりつけの医師をもちましょう。
  ・白川在宅総合ケアセンター(白川病院内)/白川町在宅介護支援センター…坂ノ東5770 TEL:75-2288 24時間対応
  ・さわやか白楽園/社会福祉協議会/在宅介護支援センター…三川2065-1 TEL:72-2660 24時間対応
  ・気楽園/在宅介護支援センター…黒川1819-1 TEL:77-0033 24時間対応
  ・サンシャイン美濃白川/居宅介護支援事業所…坂ノ東5550-1 TEL:75-2340
  ・役場 保健福祉課(町民会館)…河岐1645-1 TEL:72-2484
  ・町内医療機関
   ・白川病院…TEL:72-2222
   ・中西医院…TEL:72-1112
   ・新田医院…TEL:72-1503
   ・大賀医院…TEL:73-1126
   ・安江医院…TEL:77-1171
   ・佐見診療所…TEL:76-2202
【出典:白川町版 痴呆対策より】
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